カーブランド自転車の価値

町の自転車屋さんで、アメリカの自動車メーカーのシボレー(CHEVROLET)のマウンテンバイクを見かけたことはないでしょうか?他にも、アメリカのSUV、ハマー(HUMMER)や、日本でも有名なジープ(JEEP)、ミニで有名なローバー(ROVER)などの小径車、折畳み自転車も街で、よく見かけます。最近では、超高級車のランボルギーニーの自転車などもあるようです。

このような自動車のブランドを背負った自転車は、街の自転車屋さんや通信販売等でおよそ、3万円程度で販売されております。有名なブランドマークがついているため、一見価値があるように思われますが、この自転車を専門店に買い取りに出す場合、買い取り商品としての価値はほとんどありません。無料での引き取りか、良くても5000円以上の価格を期待するのは難しいでしょう。

これは元々の価格が3万円程度と安いことから分かるように、安価な自転車にロゴを貼って付加価値を増加させようとしたからで、逆にブランドロゴの使用料の分だけ、OEM元が作るものより相対的に劣っている場合もあるでしょう。しかしシボレー(CHEVROLET)やROVERの自転車の一部は、世界一の折畳み自転車メーカーであるDAHONのOEMによるものなどもあり、一概に品質が悪いわけではありませんので、心配しないでください。

一方、同じような自動車ブランドでも価値のあるものがあります。フランスのプジョー(PEUGEOT)の折畳み自転車・高級車で有名なBMWやメルセデスベンツのクルーザーバイクやマウンテンバイク、フェラーリのマウンテンバイクなどです。これらはスポーツ自転車の専門店や、自動車ディーラーの一部で取り扱われているもので、価格は10万円~、フェラーリのバイクであればフルカーボンで作られていて、100万円以上するものもあります。

そもそもの価格の違いが価値の違いを表していますが、これらのメーカーは元々が自転車メーカーから始まったものだったりする経緯があり、メーカーそれ自身や、高級な自転車メーカーとタイアップして作られたものです。細部やデザインにこだわりを持って作られており、ブランド貸しのOEM製品とは一線を画するものです。

これらの自転車であれば、他のスポーツブランド自転車と同様に、販売価格のおよそ30%程度までは価格がつくことがあります。またPEUGEOTのPACIFICなど、日本で人気の小径車のR&M BD1のOEM商品でありながら、本家のBD1にはないポップカラーなどで大変人気のある車種もあり、現在はもう製造されていないことから、プレミア的な価値を持つものもあります。

ただし、フェラーリの自転車はややこしいことに、有名自転車ブランドのコルナゴがタイアップ製造しているものと、上で紹介したような安価なOEMの両方がありますので、元々の価格が10万円以上かそれ以下かで、メーカーが本気でつくったバイクか単なるブランド貸しかを判断するようにしてください。

満足な取引ができるように、ご自分の乗られている自転車の価値をしっかりと見極めてくださいね。